2011年3月18日金曜日

教室で話し合ってみませんか

東京都内の公立高校の先生が、グローバル・エクスプレス(GE)が2005年2月に発行した「津波」の教材をつかって、今回の災害の授業をやってくださいました。
GEチームでも、今回の地震について教室でグループで使えるツールをつくろうとしていますが、もう少し時間がかかりそうです。
以下の教材をそのまま使うのは難しいかもしれませんが、うまく応用して活用してみてください。

▼使用教材

第5号 TSUNAMI/津波 (2005年2月発行)
http://www.dear.or.jp/ge/download.html#5

▼授業レポート抜粋(東京都内の公立高校の先生より 2011年3月15日)

落ち着かぬ毎日で急に2コマ授業!という状態になり、何をしよう・・・と思って、GEのホームページに飛んだ結果、津波のワークの中の「気持ち」と「原因・結果」の部分を引っ張り出してやってみることにしました。(かなり無計画でしたが)

やはり身近に起こった災害なので、関係ないという気持ちを書く生徒はいませんでしたし、原発の事故について怖いと書いた生徒もいました。

面白い(すごい)と思ったのは、短期的、長期的結果・・・というところから、「人々や政府の価値観の変化(原発に対しての)」「いつか教科書に載って伝えられる」といった意見を書いた生徒がいたことです。(「テレビがずっとニュースになって少し困る」といった素直な意見もありました。笑)
人が死ぬ、怪我をするなどはたくさん出たのですが、価値観の変化まで考えられるのだな・・と感心しました。今回の地震は、身近で起こっただけでなく(それゆえ扱いも慎重にしなければなりませんが)、原子力発電所や、援助について、(変なメールもまわって翻弄されているので)情報の扱い方など、材料が多いのかな‥としみじみ感じています。