2011年4月1日金曜日

世界地図でみる原子力発電と核廃棄物

人口や経済、エネルギー、食糧、宗教など、さまざまなカテゴリーを面積であらわした世界地図を提供しているサイト「World Mapper」に、原子力に関する地図も掲載されています。ヨーロッパ(上位10ヶ国)、日本・韓国、北米に数多くの原子力発電所があることをあらためて認識できます。
原子力発電の量を面積であらわした世界地図
http://www.worldmapper.org/display.php?selected=114
あわせて、核廃棄物の量をあらわした地図も見てみましょう。
こちらもすごい量です。
こんなにたくさんの核廃棄物、これから先も増えていくのでしょう。
そして、現在を生きるわたしたちがこの世からいなくなる世代にも引き継がれることでしょう。

核廃棄物の量を面積であらわした世界地図
http://www.worldmapper.org/display.php?selected=304
2枚の地図を見比べると、何か気が付きませんか?
1枚目(原発)に比べて、2枚目(核廃棄物)の北米のサイズが相対的に小さくなっているような。
イギリスは逆に大きくみえる‥。

この地図をみて
「新しくわかったこと、気がついたこと」
「核廃棄物はどうなるのか調べてみよう」
「1枚目と2枚目で違うところはどこ?それはなぜ?」
など、いろいろな問いかけができそうです。

2011年3月28日月曜日

広がる「震災 教室で考えた」

DEARの会員の先生たちの間では、「やはり、この震災を教室で話し合い、学びたい」と考え、さっそく授業を実践している方からの報告も届いています。27日(日)の朝日新聞の教育欄でも、お世話になっている2人の先生の実践がご紹介されていますので、ぜひ参考にしてください。

記事全文はこちら(朝日新聞) http://www.asahi.com/edu/tokuho/TKY201103280142.html
また、「グローバル・エクスプレス」タスクのメンバーも試行錯誤しながら授業をやっています。
メンバーのひとりのある都立高校の先生は、社会科の1時間をつかって授業をやりました。「グローバル・エクスプレス」のこれまでのワークや、タスクメンバーとの会議からヒントを得て、「3.11をふりかえる」「わたしの気持ち」「これからの世の中」「世界からの応援メッセージ」の4つのプログラムをやったそうです。生徒たちは真剣に取り組み、さまざまな気持ちを表現し、自分の言葉で応援メッセージを考えたとのこと。

「グローバル・エクスプレス」として教材を発表するのは、まだまだ時期尚早な段階ですが、写真のワークシート(まだまだ検討段階)を参考に授業をやってみてください。

高校生、いろいろ考えています。「変わると思うこと」は「自分の考え方」「ボランティア活動が増えると思う」「お互いの国同士が協力しあう」。「変えたいと思うこと」は「原発。放射能なんとかなるといいな」、「戦争とかしてる場合じゃない」。「買い占めがUZAI(うざい)」という声も。ちなみに、右上は米国から送られてきた安定ヨウ素剤。
これらの実践は4月2日(土)の「チャリティ・ワークショップ」で、先生たち自身にご紹介いただく予定です。http://www.dear.or.jp/getinvolved/event.html#charity

2011年3月25日金曜日

4月2日(土)チャリティ・ワークショップ開催します

DEARでは4月2日(土)午後に、チャリティ・ワークショップを開催します。
参加費は「DEAR東北緊急募金」に充てられます。
このプログラムでは、学校や地域で、参加型で意見や気持ちを共有する学びを広 げることを目的に、2つの教材をつかったワークショップをおこないます。 1つは、DEARで一番人気の教材「ワークショップ版・世界がもし100人の村だった ら」で、世界の多様性や格差について考えます。2つ目は時事問題を開発教育の 視点から扱った教材「グローバル・エクスプレス」を使い、震災についての気持 ちを共有します。

詳細や参加の方法は以下のページをお読みください。
特に学校の先生におすすめです。
http://www.dear.or.jp/getinvolved/event.html#charity

2011年3月24日木曜日

DEAR東北緊急募金 開設のお知らせ

311日に発生した「東北関東大震災」で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。尊い命を落とされたすべての人々に、謹んで哀悼の意を表します。また、大変な状況の中、1人でも多くの命を救うための救援活動、被災地の支援に携わる全ての方々に敬意を表します。

DEARでは、東北関東大震災の被災者の方々に対して「DEAR東北緊急募金」を始めました。
寄付先は、被災者の方々に有効な支援が届けられるよう、DEAR団体会員のうち、東北地方に拠点を置く以下の団体を通して被災者支援活動に利用させていただきます。
1人でも多くの方のご支援ができますよう、「DEAR東北緊急募金」にご協力をお願い申し上げます。

<寄付先>
▼認定NPO法人 国際ボランティアセンター山形(IVY
東北広域震災NGOセンター開設し、他団体とも連携しながら緊急支援活動を行なっている。 http://www.ivyivy.org/news/ngoivy.html

NPO法人 地球のステージ(宮城)
宮城県名取市の東北国際クリニックを拠点に診療、避難所への移動診療を行なっている。現在は24時間体制で被災者の診療にあたっている。 http://www.e-stageone.org/

NPO法人 バニヤンツリー(秋田)
秋田に拠点を置き、被災地へ救援物資の送付や秋田県への避難者の支援を行なっている。 http://www.banyan-tree2000.com/


<銀行口座>
銀行:ゆうちょ銀行
金融機関コード:9900
店番:008 
店名:〇〇八(ゼロゼロハチ) 
預金種目:普通預金  口座番号:7334919
加入者名:トクヒ)カイハツキョウイクキョウカイ

<郵便振替> ※記入見本をご参照ください
記号:10080
番号:73349191
加入者名:トクヒ)カイハツキョウイクキョウカイ

※領収証が必要な方は事務局にご一報ください
※一口1,000円以上でお願いいたします。

高校生によるとりくみをご紹介

教材ではありませんが・・・

3月20日、こんな心あたたまるお知らせを、DEAR会員の方からいただきました。高校生の底力を感じます。

▼神奈川県立藤沢総合高校の田中先生より

神奈川県立藤沢総合高校の生徒会+有志では、被災地支援のための校内募金と応援メッセージボードを金曜日から始めました。22日の終業式(集まれるかどうかまだ不明ですが)で最終呼びかけをして、集まった分を寄付しようとしています。(寄付先は未定)
応援メッセージは、生徒たちが登校してくる玄関前に広げて、たくさん書き込まれました。このボードは、市の災害担当部署に頼んで、被災地に届けてもらうことになっているとか。

生徒自身も鉄道の運休が不規則に続き、メンバーがなかなか登校できない中で、先週の月曜、火曜で話し合い、教員に意見を求め、水曜、木曜で準備をしたそうです。教員から持ちかけたのでなくて、自発的にどんどん動くところがすごいです。

中心になっている生徒会長は、中学時代から地元の青少年活動に参加し、このような経験や知恵を積み重ねてきて、困った状況が生じたときに「動く」のが当たり前、という感覚みたいです。
動けば人と人の力をつなぐことができるということを体験的に知っているのでしょうか。

このような人間力を育む教育活動が必要なのだなと思いました。

2011年3月23日水曜日

英国ヨークからのメッセージ

マーゴ・ブラウン(Margot Brown)氏(元 グローバル教育センター (CGE)ナショナルコーディネーター)と、パートナーのピーター・ハックスフォード(Peter Huxford)氏からDEARに応援メッセージが届きました。ご紹介します。

親愛なるDEAR会員の皆様

イギリス中で行われているように、ここヨークでも日本から届く地震や津波、そして放射能の問題についてのニュースを、恐怖を感じながら見ています。

私たちは、ここ数日メディアが報じる日本の皆さんの品位ある行動、機知にとんだ取り組み、そして相互の助け合いに多大な敬意を表します。

多くの皆さんと交流し、日本でも過ごした経験から、このような皆さんの資質は私たちを驚かすには至りません。私たちは今までも、さまざまな困難を克服する日本の皆さんの姿を見てきたからです。

私たちの想いと未来への願いは、皆さんと皆さんのご家族やご友人と共にあります。どうぞこれからも皆さんの状況を伝え続けてください。

皆さんのご多幸を心より祈っています
マーゴ&ピーター

Dear members of DEAR
Here in York, as everywhere in the UK, we have watched with horror as the news from Japan told us of the earthquake, the tsunami and now, the radiation problems.
We have enormous respect for the dignity, resourcefulness and mutual support of the Japanese people which our media has shown over these past days.  Having known many of you and having spent time in Japan, these qualities do not surprise us - we have seen examples of them in less tragic circumstances. Our thoughts and best wishes for the future are with you, your families and friends.  Please keep us in touch with your news.

With very best wishes
Margot and Peter

2011年3月18日金曜日

教材「チェルノブイリと原子力発電をめぐる論争」

DEARともお付き合いのある米国ニューヨークの教育NGO「Mornignside Center」が2006年に作成した教材をご紹介します。これは、1986年のソ連、原子力発電所で起こった爆発事故から20年後に、米国の高校生以上の学習者を想定として作成されたものです。

▼チェルノブイリと原子力発電をめぐる論争
Chernobyl & the Nuclear Power Controversy
http://www.teachablemoment.org/high/chernobyl.html(英語)

「1.炉心溶解とその影響/The Chernobyl meltdown and its aftermath」は、事故で被爆した方のストーリーを読み、気持ちを共有し、放射能が与える影響について考えるものです。

「2.原子力発電所をめぐる論争/The nuclear power controversy」では、米国の原子力推進政策について考えるものです。例えばこんなテーマでディスカッションをするようになっています。

  • 原子力発電所はなぜテロのターゲットとされるのか?
  • 核廃棄物の問題はなぜ深刻なのか?
  • 原子力と核兵器拡散との関係は?
  • なぜドイツは原子力発電所建設を減らしてくことを決めたのに、英国はそうでないのか?
  • チェルノブイリ事故が与えた影響を以下のうち1つ選んで調べよう。子どもに与える影響/環境に与えた影響/ウクライナ・ベラルーシの経済に与えた影響。
  • 再生可能なエネルギーの1つを調査してみよう。 このエネルギーは、現在の米国エネルギーの需要を供給できるだろうか?
このまま使用するのはちょっと難しいかもしれませんが、設問の幾つかを日本に置き換えてやってみることもできそうです。